拡張子の違い

拡張子

 Wordのファイルをたくさん取り扱うようになると、他の人とのファイルのやり取りや、Webサイトから資料をダウンロードすることも頻繁になると思われます。そして、以下のような図.1-1「Wordファイルのアイコンが違う!」という場面に遭遇することも考えられます。
図.1-1

 実はこれ同じWordファイルでありながら「拡張子」が違っているのです。
 どういうことかと言うと、以下の図.1‐2図.1‐3操作を行うことで確認ができます。
図.1-2

図.1-3

図.1-2の①→②と操作を進め、図.1-3のように「ファイル拡張子」の前にチェックが入ったことを確認します。
すると、ファイル名の後にファイルの種類を識別するための「拡張子」と呼ばれる部分が表示されます。図.1-3にある二つのWordファイルを比較すると「.doc」と「.docx」に違いがあることが明らかです。

「.doc」と「.docx」の違いについて

まず、「.doc」はMicrosoft Word 2003もしくは、それ以前のバージョンで使用されるファイル形式になります。つまり古いWordのファイル形式です。
対して、「.docx」は現在大学で使用されているoffice365で標準形式であり、Microsoft Word 2007以降のバージョンとなっています。
どうして、このような古いファイル形式が未だに存在するかについては、昔からある政府・自治体などのホームページから資料をダウンロードした場合に、古いファイル形式で保存されることが多いと思われます。

不都合な例

これによって、生じた不都合の例もありました。今では、もうあまり見られないのですが、以前「.doc」のファイルを開いた時に「Wordパッド」というWordのコンパクト版みたいなアプリが優先的に開かれるというものです。下記の図.3-1を見ていただければわかるのですが、明らかにWordより機能が少ないのがわかります。

現在でもWindowsOSの中に初期状態でインストールされているようなので、スタート画面の検索で「ワードパッド」と入力すれば出てくると思います。

対処法

前にも述べたように、現在では「.doc」「.docx」の両方が標準でWordが開かれると思われます。例えば、「.doc」でWordを開いたとして、新たに「.docx」の形式で保存すれば、新たなファイルとして生成されるため問題なく解決になったと思われます。

荒技紹介

因みに、このようなことも可能です。
図.4‐1

図.4‐2

図.4‐1の「右クリック」で「ファイル名の変更」の状態から、拡張子のみを変更します。図.4‐2のように「.doc」の後ろにxを足して無理やり「.docx」にしてやります。すると、以下の図.4‐3のアイコンに変更されます。
図.4‐3

これは、紛れもなく「.docx」のファイルに変更されているのですが、実はこの操作を行う際には以下の図.4‐4のような注意が出現します。
図.4‐4

まとめ

というwakeで、Wordファイルの拡張子について記事にしました。まあ、今ではどちらでも問題は生じないので気にならないかもしれませんが、Excelにおいても同様にMicrosoft Word 2003までは「.xls」、Microsoft Word 2007以降では「.xlsx」となっています。Excelだとマクロも授業で必修なので、拡張子の判別はできる状態に(表示される状態)にしておくと迷わなくて良くなるかもしれませんね。

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Posted by sukisuta